決勝戦 124 – 49
準決勝 129 – 34
準々決勝 137 – 32
2回戦 176 – 34
2021インターハイ京都府予選 女子の部
京都精華学園高等学校が全試合100点ゲームの圧勝で優勝を決めた。
今大会、特筆すべきは精華学園のスタメン5人のうち
2人が1年生という点である。
インターハイ予選の時点で1年生が2人もスタメンに名を連ねること自体珍しいが、
精華学園のような強豪チームだど、尚更驚きである。
試合後、#4瀬川選手の言葉の中に
上達へのヒントをみつけた。
「 下級生が上手い分、上級生が奮起しています。 」
全国優勝を目指すチームは考え方が流石だと感じた。
チームは生きている。
シミュレーションゲームでは、能力の高い選手を集めれば、
数値通りに結果は出るが、現実ではそうはいかない。
心の部分がプラスにもマイナスにも働く。
世界最高峰のNBAでもコーチやチームメイトと折り合いがつかず、移籍する選手もいる。
逆にミニバスなどではコーチが絶対に勝てないと思っていた相手に
勢いや選手の思い込みで勝つこともある。
高校生といえば、精神面、技術面、体力面において、コート上では大人と遜色なく感じるが、
コートを離れれば、子供らしい無邪気さも持っているし、気持ちの弱さも持っている。
上手な1年生が入ってきたからといってチーム力がそのままプラスになるとも限らない。
実際にそのような現状を何度も見てきたからこそ、瀬川選手の言葉は流石だと感じた。
下級生の実力を自分たちの力に変えられているのである。
( 非凡なるバスケットセンスを持っている1年生#16堀内選手 )
また、チームメイトがプレイしやすいように動く瀬川選手自身のプレイについて尋ねたところ、
「 様々なポジションを経験してきたから手助けできる。 」と答えが返ってきた。
これもまた素晴らしい考え方である。
ポジションコンバートについては動きの違いからマイナスと感じる選手は少なくないが
瀬川選手はマイナスの要素を自身の経験としてプラスに捉え、今のプレイに活かしているのである。
現在のコロナ禍がまさしくそうであるが、
バスケットを取り巻く環境であれ、自分自身のプレイであれ、
マイナスとなるものと直面する機会は多々ある。
そのマイナスをどのように受け止め、
いかにしてプラスに変えていくかが非常に重要である。
( チームメイトの動き、相手の動きをよく見てプレイする#4瀬川選手 )
( 画像の無断転載は固くお断り致します )
取材後記:
Basket Park は選手の活躍だけでなく、
それを手本とした『 学びの場 』を目指していますので、
今回は選手の考え方について紹介させて頂きました。
3年生全員でチームを引っ張り、
下級生と力を合わせてインターハイを勝ち上がる姿を楽しみにしています。
インターハイ京都府予選決勝戦のテレビ放送は
2021年6月5日(土)
KBS京都
午後7時からです。
Basket Park編集部
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