高校バスケット

『 大黒柱 』

「 チームで誰よりも努力してきたのは惇平。 」

試合後のミーティングで

瀬戸山コーチが最も褒め讃えたのは

チームを支えてきた3年生 藤井惇平選手であった。

( 最後のミーティング後、胴上げされる藤井選手 )

 

京都両洋高等学校男子バスケットボール部

#4 藤井 惇平 選手。

 

2021年新人戦は大会が中止、

チームのスタメンは下級生、

インターハイ予選は出場辞退。

そのような状況の中、

3年生でたった一人、ウインターカップまで現役を続行したのが藤井選手だった。

 

コロナ禍においては大会の開催が不確実であり、

現役続行を迷うところではあるが、

以前、「 洛南、東山を倒して、京都のバスケットの歴史を変えたい。 」

と語ってくれた藤井選手にとっては当然の選択だったようである。

 

2021年ウインターカップ京都府予選。

ノーシードとなった京都両洋は市部予選を順当に勝ち上がった。

府予選では1回戦福知山成美、2回戦山城と昨夏の近畿大会出場校との

連戦に見事勝利し、ベスト4に返り咲いた。

( 鋭いドライブで切り込む2年生の#5 田村選手 )

 

2021年度はベスト4チームでの決勝リーグ方式が採用された。

例年ならトーナメント方式で「 洛南 」「 東山 」の2強のどちらか1チームと

準決勝を戦うだけであるが、勝敗に関係なく、両チームと戦えることとなった。

タイプは違えど、自分たちよりも実力のあるチームと2試合できるということは

「 慣れ 」という点では有利に働く。

特に今シーズン初めての2強との試合となった京都両洋にとっては大きなプラスであったと言えるのではないか。

 

( プレイタムは限られていても自分の役割を果たした#4 藤井選手 )

 

結果は

京都両洋 72 – 96 洛南

京都両洋 65 – 95 東山

京都両洋 68 – 70 鳥羽

と残念ながら、京都の歴史を変えることは出来なかったが

下級生中心の京都両洋にとっては貴重な「 経験 」を積めた決勝リーグであった。

(  アウトサイドが魅力の#12所選手 )

 

いったいどれくらいの選手が目標を達成してバスケットを引退できるのであろうか。

ウインターカップ本戦では女子の京都精華学園が準優勝に輝いた。

本当に素晴らしい結果であるが、「 日本一 」という目標には

残念ながらあと一歩届かなかった。

全国の舞台で華々しく活躍した洛南や東山の選手も決して満足いく結果ではなかった。

 

そのような現状を考えると、自分たちのバスケットを

一番身近でみてきたコーチの言葉というのは

どんな勝利よりも価値のあるものではないか。

 

また決勝リーグ最終戦後の下級生の涙は、

それまで精一杯努力してきた藤井選手の姿を見てきたからこそ流れた涙ではないか。

 

コート上のプレイではなく、ベンチの仕事でもなく、

普段の練習に対する姿勢で後輩たちを支える。

 

新たな『 大黒柱 』の存在を教えてくれた藤井選手であった。

 

 

(  最終試合後、同じ木幡中出身の#11森選手に声をかける#4藤井選手 )

 

 

記録リンク先:京都府バスケットボール協会:高体連専門部

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