高校バスケットを引退した3年生にお話を聞かせて頂く
『 Graduation Photo 』
第1回のゲストは京都両洋高等学校 女子バスケットボール部の3年生の皆さんです。
普段、試合会場では見ることができない制服姿で取材させて頂きました。
( 左から 山本(優衣)選手、竹原選手、木谷選手、田中選手、高取選手、重信選手、山本(瑠彩)選手 )
( 番号はウインターカップ本戦時 )
#73 重信 選手
BasketPark:ウインターカップ出場の感想を聞かせて頂けますか。
重信選手 「 小学校からバスケットを始めたのですが、(地元)大阪や京都の会場と雰囲気が全然違うと感じました。 」
BasketPark:キャプテンとしてチームを引っ張っていく上で、工夫したことはありますか。
重信選手 「 バスケットボールは波があるスポーツだと思います。 自分がその波通りに動くと、
チームも上下してしまいますので、どんな状況でも声を出すとか、自分ができる事をやりました。 」
BasketPark:普段の練習中から積極的に声をかけていたのですね。
重信選手 「 ダメなところは、自分ができないから言わないではなく、
チームのことを考えて、キャプテンとして言うところは言わなくてはいけませんでした。
自分は褒めるところもそうですし、ダメなところはダメと注意をするようにはしていました。 」
#7 木谷 選手
BasketPark:WC個人得点7位は見事な結果でした。大会を振り返っての感想を聞かせて頂けますか。
木谷選手 「 自分自身、悔いの残らないように自分の持っている全てをぶつけようと思いました。
それが個人得点という形に表れたのは自分的にはすごく良かったと思います。」
BasketPark:木谷選手は1on1が得意なだけでなく、チームオフェンスの動きも素晴らしいと感じました。どのような事を意識してプレイしていましたか。
木谷選手 「 自分が得意なプレイは率先して行い、苦手な部分を仲間にカバーしてもらう事を特に意識していました。
身体能力が劣っている分、アウトサイドのシュートは自分がするというメリハリをつけていました。 」
BasketPark:普段の自主練習はどのようなメニューをされていますか。
木谷選手 「 自分の得意なプレイがジャンプシュートなので、スリーポイントを含め、
どこからでも打てる、どんな体勢でも打てるように、様々なところから打っていました。 」
#86 高取 選手
BasketPark:プレイが飛躍的に伸びた期間があったように感じました。
高取選手 「 コロナ期間での自主練習の時に、トレーニングや技術面で大きく成長できたと思います。 」
BasketPark:コロナ禍で部活ができなかった期間を実力向上に繋げられたのですね。
高取選手 「 はい、そうです。」
BasketPark:ここぞという時の高取選手のプレイが非常に印象的です。ご自身でも意識されていますでしょうか。
高取選手 「 チームの流れが悪い時に、自分で(勝負に)いってチームの雰囲気を変えようと思ってプレイしていました。 」
BasketPark:ウインターカップを振り返っての感想を聞かせて頂けますか。
高取選手 「 いつもよりみんなが生き生きと楽しんで笑顔でプレイ出来たのでそこは良かったと思います。 」
BasketPark:普段の練習から笑顔でいる事をチームで心がけているのですか。
高取選手 「 普段の練習は厳しいので、そんな感じではないです。笑
ウインターカップでしたので、楽しもおっていう感じでした。 」
( 取材は1月に行っております。 取材当日は検温、感染対策を入念に施した上で、短時間で終えました。 )
( 外部リンク )
【 取材後記 】
京都の女子チームが明確な目標として『 全国大会出場 』を掲げるには京都精華学園の壁は非常に高い。
しかし、その強さが『 WC出場枠 』をもたらしてくれた。
2021年ウインターカップ京都府予選、その夢の切符を手にしたのは京都両洋であった。
京都両洋はボールの展開が非常に早い。
木谷選手、高取選手の2枚看板を擁しながら、5人全員で得点を取りにいく。
WC2回戦の東海大福岡戦ではインサイドの西川選手が15点、
途中出場の竹原選手が12点とバランス良く点を取っている。
( 木谷選手14点、高取選手8点、山本瑠選手8点、清水選手7点 )
選手と接すると、キャプテンの重信選手が中心となっているのが伝わってくる。
重信選手は決してプレイタイムが長くないが、自分にできること、自分の役割を果たした。
またチームの仲の良さも伝わってきて、まさしく『 全員バスケット 』のチームであると感じた。