10月30日 2022ウインターカップ京都府予選 最終日
女子は京都精華学園、
男子は洛南が共に決勝リーグで3勝し、栄冠を手にした。
【 女子 】
2勝同士で迎えた女子最終戦。
京都精華学園がインターハイチャンピオンの貫禄をみせ
129-36で京都両洋に勝利した。
京都両洋を率いる吉田コーチは市立紫野時代から
私学の強豪校と何度も名勝負を繰り広げてきた。
京都両洋2年目の今大会、全国制覇を成し遂げた
京都精華学園にどこまでチャレンジ出来るかが注目されたが
結果的には大敗を喫してしまった。
筆者は京都精華学園 #12八木選手の成長が非常に大きいと感じた。
八木選手は今夏、U16,U17と立て続けに国際大会を経験し、
その直後にインターハイ制覇という偉業を成し遂げた。
インサイドで身体を張ることが出来るプレイヤーの存在は非常に大きい。
同選手についてはU12の頃からプレイを見続けているが、
IH京都府予選が終わってからの、ここ5ヶ月の成長が最も脅威に感じた。
ウインターカップ本戦では追われる立場になり、
マークも厳しくなることが予想されるが、
WC初優勝に向けての戦いが非常に楽しみである。
一方の京都両洋はチームの若さがでてしまったが、
逆に考えると伸び代は非常に大きいと言える。
本戦までの2ヶ月弱でチームが変化するのを期待している。
【 男子 】
負けると3位になり、WC出場を逃してしまう東山の気迫の挑戦を
洛南が堅守とチームオフェンスで退け、3連覇を飾った。
前日の10月29日決勝リーグ2日目に、衝撃が走った。
『 京都両洋90-78東山 』
ここ数年、京都府ベスト4常連校となった京都両洋が
東山の牙城を打ち破った。
後がない東山に対して、洛南はインサイドの力強さと
的確なアウトサイシュートで得点を重ねた。
#4 西村 #5 星川 #6 三浦 の3人で FT 14点 2P 32点
途中出場の#9 天野と #13後藤 の2人で3P 18点
と非常にバランスよく攻めた。
対する東山は2年生の#4佐藤が32得点と気を吐くが、
洛南の堅守の前に徐々に得意のオフェンスが鳴りを潜めた。
昨年のようにインサイドでハードワークができる選手がいないのが非常に大きいと感じた。
( 期待の1年生#5瀬川 前日の接触の影響か、本調子とは呼べなかった )
洛南は全国の強豪校に比べるとサイズが劣ってしまうが、
吉田コーチ、河合Aコーチの細部に渡る丁寧な指導の集大成としての成果が
ウインターカップに現れる。
『 冬の洛南 』と呼ばれる強さを垣間見た試合であった。
次回は男女ともにウインターカップ出場を決めた
京都両洋を紹介する。
リンク先:京都府バスケットボール協会