令和4年3月26日、27日の2日間、山城総合運動公園体育館(太陽ヶ丘)にて
第57回 全国高等学校 交歓バスケットボール京都大会が開催された。
この大会は現在では男子のみ開催となり、
全国の招待チームと京都府の新人戦ベスト4チームで試合が行われる。
昨年度は出場校がその後、インターハイ王者(中部第一)とウインターカップ王者(福大大濠)の
栄冠を手にしたので、今年はいっそう注目度が高まった。
試合結果は
優勝 開志国際高等学校(新潟)
準優勝 北陸学院高等学校(石川)
第3位 中部第一高等学校(愛知)
となった。
スコアリンク先:京都協会 高体連バスケットボール専門部
開志国際高はスタメン4人が190cm越えというサイズあるチーム。
北陸学院高は非常に魅力的なタイムシェアを行った。
中部第一高は留学生を中心に高身長の日本人プレイヤーがスタメンに名を連ねる。
京都では東山高の留学生プレイヤーを見てきたが、
留学生センター以外にも複数の190cm前後の選手がゴール下で争う姿に
留学生を擁するだけでは全国の頂点は取れないと実感した。
大会を通して感じたことで、中高生に一番伝えたい事は
〝 全国に出る選手はコンタクトがあった後のプレイが安定している 〟
という点である。
高校では中学よりもサイズがある選手が正しくディフェンスをするので
ファールとならないコンタクトの機会が増える。
そのコンタクトがあった後のプレイが非常に安定しているのである。
コンタクトがあってもそのままゴールにアタックできる選手。
コンタクトの後、バランスを崩さずにステップを踏める選手。
空中でコンタクトを受けながらキックアウトパスを出せる選手。
単純な筋力だけでなく、
ボディバンランスや体幹の強さ、
そして、コンタクトを想定した練習。
その重要性を痛感した京都交歓であった。