高校バスケット

『 成長 』

初めて清水選手のプレイを見たのは中学2年生の冬頃だったと記憶している。

ドリブル、パス、シュートなど個人スキルは素晴らしいものを持っていると感じたが、

ボールの保持時間が少し長いという印象を受けた。

多才な1対1スキルを持っていながら、5対5においては実力を発揮出来ない選手は少なくない。

しかし、そのすぐ後の京都府選抜でのプレイを見たとき、印象は一変した。

ノードリブルでのタッチダウンパスや、キャッチアンドシュートなど

手数の少ないプレイでチームに貢献していた。

 

個人技だけでなく、チームメイトを活かすプレイも素晴らしかったので、

高校入学時、東山高校でのさらなる飛躍を期待していた。

ここで少し話がそれるが、高校の進路をバスケットボール中心で考える場合、

1、自分の実力 (バスケット&勉強面)

2、高校の環境 ( 選手層/順位/雰囲気/通学時間etc. )

3、指導者の先生

などが主な理由として挙げられる。

私は以前

「 (1学年上の選手に上手い人が多く)試合に出られないから他の高校へ行きます。 」

という話を聞いたことがある。

チームメイトに恵まれなければ勝利は遠のくが、

良い選手が集まりすぎると、今度は自分が試合に出る機会が減ってしまう。

気持ちとしては理解できる部分もある。

しかし、清水選手の成長をみて感じたことは

実力ある選手と一緒に練習できる環境は

目先のプレイタイム以上に

バスケット人生ではプラスになる

ということだ。

話を戻すと、清水選手の1学年上には米須選手(東山ー日大)という

日本を代表するポイントガードがいた。

何度か東山高校の体育館を訪れたが

練習中、米須選手とマッチアップしていたのが清水選手である。

PGのお手本のような選手と毎日練習が出来るのである。

また、プレイして得られる部分だけでなく

バスケットボールに対する考え方や取り組む姿勢などを

吸収することも出来る。

さらに「  PGとしてチームメイトからの信頼を得なくてはいけない。 」

( 清水選手談 )との言葉通り、

西部選手や堀選手など、米須選手のパスを受けていた選手のイメージに

自分のパスを成長させる必要があるのである。

強豪と呼ばれるチームの選手は並々ならぬ強い意志で

日々鍛錬していると思うが

清水選手の場合はさらにチームメイトの経験値の中にある

「 米須選手のパスのイメージ 」が常に自分の壁として存在している。

日本を代表する先輩プレイヤーが残してくれたその壁を越えるための鍛錬は想像を絶する世界だ。
2020年12月29日までウインターカップを戦った東山にとって、

新人戦の中止、練習試合の自粛により、京都交歓大会が新チーム初の試合となった。

本来、このような状況下では「 成長 」という点においては少し落ちてしまうケースもある。

しかし、清水選手のプレイからは例年の選手以上の成長を感じる事が出来た。

常に高い目標を持ち続けて努力している成果ではないだろうか。
「 日々の鍛錬 」

これに勝る才能はない。

先輩残してくれた財産に

自分の個性が加わった最高のプレイを期待している。

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