2021年ウインターカップ京都府予選 女子決勝リーグ。
1勝( 66-65 +1点 )1敗( 68-87 ー19点 )で京都精華学園戦に挑む鳥羽高校にとっては
勝利するしかウインターカップ出場の道はなかった。
「 今年の精華に勝てるのは日本一を狙っているチームだけ。」
同じ決勝リーグを戦うチームの指導者もそうおっしゃっていたが、
今大会はどのチームも京都精華学園相手に食らいつくことさえも容易ではなかった。
第1Qを終わって 京都精華学園 44 – 10 鳥羽。
時間が経つにつれて京都精華学園の勝利が濃厚となっていく。
決勝リーグの途中ならどんなに大差がつこうとも
次戦に向けて経験を積むことができるが、
最終戦ではそうもいかない。
高校生活最後になるであろう試合、
後半はどんな気持ちで挑むのか選手たちの表情に注目した。
そこには『 笑顔 』があった。
『 バスケットを楽しむ 』
昔は体育館へいくだけで楽しかった。
ドリブルするだけで嬉しかった。
鏡の前でユニフォームを着た。
試合があるたびにウキウキした。
しかし、長年続けている間に
いつの間にか『 楽しさ 』が『 勝敗 』に左右されてるようになってしまう。
もちろんそれは勝つために精一杯努力しているからこそ芽生える感情ではあるが、
本当に好きで楽しかったバスケットに苦しめられる時もある。
高校3年生にでもなれば、誰もが一度は
体育館へ向かう足が重くなった経験があるのではないか。
鳥羽高校の3年生もこの3年間や
これまでのバスケット人生で様々な困難や壁をきっと経験したはずである。
しかし、それらを乗り越えてきた舞台で
たとえ点差がどんなに開こうとも、
たとえ目標を達成することはできなくても、
そこに 『 笑顔 』が存在する。
素晴らしいバスケットライフに拍手喝采。
リンク先:京都府バスケットボール協会高体連専門部